Story TAKAHASHI SHUZO-5
好まれるブランドは、自分自身に
ついてではなく、自分が愛するものに
ついて語る。

二人!

 

今日は詩をご紹介します。
題名は「祝婚歌」、
作者は吉野弘さんです。

 

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは相手を
傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか正しくありたい
とかいう無理な緊張には色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるものであってほしい

 

ジューンブライド!
結婚式の贈り物にこの詩を
「二人!」に読んであげるというのは
いかがでしょう。
やさしい味の白岳「しろ」を
二杯分用意して。

 

 

Creative Director + Copy Writer:松木圭三
Creative Director + Art Director:副田高行
Designer:伏屋雅美

☆日経広告賞優秀賞