Story TAKAHASHI SHUZO-24
好まれるブランドは、自分自身に
ついてではなく、自分が愛するものに
ついて語る。

平凡。

 

(女)今夜は絹にしようか木綿にしようかと悩みながら鍋を持ち出し、商店街の昔ながらのお豆腐屋さんまで遠出する。ところが道中、別の悩みが持ち上がる。さて、薬味は大葉がいいか、ネギがいいのか。すると友人が新たなる選択肢を送信してきた。塩よ、塩。塩だけでいただきなさい…。そしてふと思う。なんとゼイタクな悩みであることか。人間タイヘンなことが起こるまで気づかない。日常のごくごくあたりまえのことがいかに幸せなことなのか…。平凡こそ非凡だと思う。水割りにするか、ロックにするか。今度は帰宅した夫が悩んでいる。ふつうの日、おめでとう。

 

和食には、米でつくった本格焼酎しろ

 

 

Creative Director + Copy Writer:松木圭三
Creative Director + Art Director:副田高行